「サンモニ」総裁選前倒し巡るゴタゴタに「解党的出直しが分かってない」と識者 膳場アナ「世の中との温度差、ズレ感じます」

 TBS系「サンデーモーニング」が7日放送され、自民党の総裁選前倒しを巡る攻防について特集した。

 8日に、総裁選前倒しを求める議員が署名・捺印した上で党本部に提出する。麻生太郎最高顧問が首相経験者として初めて前倒し要求を明言したほか、石破内閣の閣僚からも同様の声が上がるなど、日増しに賛成派が勢いを増している。

 カギを握るとされる小泉進次郎農相は自身の決断について「一番大事な党内の一致結束につながる環境をつくらなければならない。その思いを大切に判断していきたいと思います」と述べるにとどめている。

 ジャーナリストで同大特別客員教授の元村有希子は、自民党の参院選の総括文書について言及。「よくまとまっていると思いました。『国民の気持ちに寄り添えていない』とか、『裏金問題がきちんと決着できてない』とか」と評価した上で、「結びに『解党的出直し』って言及しているんですね。でも閣内にいる、いろんな人が言っている。小泉さんが言っていることは『党内一致して』っていうことですよね。つまり、解党的出直しをここまで持ち出しながら、全然そう思っている人が少ないんじゃないかなということなんですよね」と疑問を投げかけた。

 「国民の多くは…私は少なくとも、まだやってるの?ってあきれた気持ちで見ています。首相は持ち前の“鈍感力”で40日間辞めないでいる。でも一般の企業だったら、社会的に問題を起こした、あるいは赤字に転落した企業の社長さんが『誠実に』って言って座ってたら、社員のモチベーションが下がるのは当たり前です」と首相を突き放した。

 一方で「社員である国会議員も結局、元派閥の親分とか派閥の親分を横目で見ながら、自分が損をしないように動くというね。本当に解党的出直しをしようと思っているんだったら、若い人たちがきちんと自民党が国の中でどういう位置づけにあるのかっていうことを見て動き出さなきゃいけないと思うんですね。そこらへんがやっぱり伝わってない、分かってないんだなって気がしますね」と私見を述べた。

 これには司会の膳場貴子アナウンサーも「世の中との温度差、ズレは感じますよね」とうなずいていた。

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