田崎史郎氏、自民党四役そろって辞意に「社長だけ続投、専務は辞意、これじゃあ組織は動かない」

 政治評論家の田崎史郎氏が3日、フジテレビ系「サン!シャイン」で、自民党四役が辞意を表明し、石破茂総裁だけが残っている今の状態に「これじゃあ組織は動かない」と指摘した。

 この日は前日に行われた自民党の両院議員総会の模様を取り上げた。石破総裁は参院選の敗因について政治と金の問題や、2万円給付などを上げ「解党的出直し」に取り組むとし、自身の進退については「地位にしがみつくつもりは全く無い」「然るべき時にきちんと決断をする」と話すも、総会後、自民党四役は辞意を表明している。

 田崎氏は「森山さんは進退伺を提出したわけですね。問題がありました、辞めるべきかどうかは判断お任せしますというのが進退伺。小野寺政調会長、木原選対委員長は、2人とも確認しましたが辞表を出しましたと。撤回することはありませんと。鈴木総務会長は辞意表明だが立場的には小野寺さん、木原さんに近いと思います」と解説。

 そして、1人、進退伺の森山幹事長について「森山さんは、そこは煮え切らないというか、はっきりしない。辞表を出せばいいのに進退伺というのは、政治家としてどうかなと思うが」とコメント。

 「昨日局面が変わったのは、四役がそろって辞意を表明した。形は違うが」と言い「社長だけが続投すると言って、専務以下は全員辞意を表明している。それが今の自民党の組織。これじゃあ組織は動かない」と述べていた。

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