SKE48・中野愛理 憧れた写真集「どこで見つけてくれたんだろう?」決断した卒業に瞳潤ませ「心が強い人でありたい」

 潤んだ瞳で未来を見据えるSKE48・中野愛理(撮影・石井剣太郎)
 SKE48・中野愛理(撮影・石井剣太郎)
 SKE48・中野愛理(撮影・石井剣太郎)
3枚

 SKE48の中野愛理(24)が、初写真集「可愛いと言って欲しい」(KADOKAWA)を発売した。普段は積極的にグラビアをしていたわけではなかったというが「かわいいを詰め込んだ」と完成した一冊に自信をのぞかせた。8月末での卒業を発表しており、ファンへの思いも明かした。

 写真集を大切そうに見つめながらあふれる思いを語り出した。自分自身で「無縁」だと自覚していたはずだが、心の底では憧れがあった。「グラビアのお仕事をたくさんしていたわけでもなかったので私を本当にどこで見つけてくれたんだろう?うれしかったですね。SKE48の中野愛理が確かにいたという証明です」と笑顔を見せた。

 18年にグループに加入し、7年半を過ごした。自身のアイデンティティーとなっている“かわいい”を詰め込んだ一冊となった。「全部かわいいにしたいと思っていた。大人っぽいカットは少なめなのがこだわり。大人っぽいのはあえて(写真集の)まん中のページに置いて、最後の方にまたかわいいお洋服のカットを置いて『やっぱりかわいかったんだ』と思ってほしい」。最後に自らの魅力を全力で伝えた。

 8月末でのグループからの卒業も発表している。1年半ほど前から自身の中では考え始めていた。「写真集ができ上がって、もうこれ以上のものはないのではないかと自分の中で思った。最後の後押しのような感じになってもう私の中ではやりきったと思えた」。他にもカップリング曲や劇場公演ではセンターも務め、「もう悔いはない。今なのかな」と決断した。

 これまでの活動は「順調だった」と振り返る。それでも辞めようと思ったこともあった。「2年ほど前にSKE48が久しぶりに歌番組に出るとなった時に、メンバーが足りずアンダーメンバーから出るという時に、後輩メンバーが選ばれた。自分じゃないんだって落ち込んだ」

 悔しさのあまり、初めてスタッフにも思いを伝えた。「SKE48に対する思いとかを話させてもらった」と言い、結果的に「これまでにないお仕事とかも挑戦させてもらえるようになった」と踏みとどまった。同時に伝えることの大切さも実感。「人に相談するのは好きではなくて相談しても、何も変わらないって思っていた。だけど、初めてそうやって思いを伝えたことで向き合ってくれる人がいることが分かった。それをきっかけに言葉にするって大事だと思えた」と学んだ。

 卒業を控えた今だからこそファンにも伝えたいことがある。「私のことを応援してくださる方はコアなファンの方だと自分では思っている。見た目ではアイドルをしているかもしれないけど、ファンサービスとかすごく苦手なタイプだった。ここまでついてきてくださった皆さんは貴重な方々。そして最後に皆さんのおかげで写真集も出せた」と感謝した。

 卒業後には「どうなるにしても未知の世界に飛び込みます」と新たな一歩を踏み出す。「7年半の活動を通してメンタルがすごく強くなった。これから先、どんなに大変でもいろんなことに挑戦してやると決めたことは、最後までやり遂げるような心が強い人でいたい」。潤んだ瞳で残りのグループ活動と、その後の未来を見据えた。

 ◇中野 愛理(なかの・あいり)2001年3月24日生まれ。愛知県出身。18年にSKE48のドラフト3期生として加入。24年の32枚目シングル「愛のホログラム」で初の選抜メンバー入り。22年に雑誌『bis』(光文社)のレギュラーモデルを務めた。身長162センチ。血液型A。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス