AKB48・坂川陽香&徳永羚海「れみひゅー」コンビで急上昇 後輩たちに「負けていられない」
12月8日に20周年を迎えるAKB48の坂川陽香(ひゆか=18)と徳永羚海(れみ=18)が、「れみひゅー」コンビとして人気を拡大している。20周年記念となる66枚目シングル「Oh my pumpkin!」(13日発売)のカップリング曲「意思の大木」ではWセンターを務め、2人でのラジオ特番も決まるなど、さらに存在感を示していく決意を語った。
息の合った会話がコンビとしての強みとなっている。記念すべきシングルのカップリング曲のセンターに抜てきされ、「れみひゅー」にとって初のWセンター。坂川は「お互いカップリングのセンターをそれぞれは務めたことはあるけど、2人でというのがなかった。1人で選ばれた時よりも、安心感がある。頑張っていこうという気持ちになっている」と意気込み、徳永は「いつかWセンターをしたいねって話していた」と念願がかなった。
2人は2019年に加入した同い年の同期。「いつの間にか絆は深まった」(坂川)と気がつけばコンビとしてコンサートなどでもWセンターで楽曲を披露したこともあり、「特別な存在」(徳永)と相性はぴったり。「いつか表題曲でもWセンターを」という野望も抱く。
2人は今年19歳ながら既に在籍6年だが、順調なことばかりではなかった。加入直後にはコロナ禍で貴重な新人の時期に活動は止まった。坂川は「6年はいるけど実質3年目の気持ち」と言い、徳永も「公演デビューをしたのも遅かった。劇場公演に立つ回数も6年目としては少ない。経験はまだ足りない」と現在地を見つめる。
その上、グループには新人は加入し続けてきた。カップリング曲でもいつの間にか後輩が前列を固め、中には表題曲の選抜やセンターまで務める人気メンバーも現れた。そんな時も2人は電話でお互いに励まし合い、坂川は「2人の会話の中でマイナスのことって話さなかった。プラスにプラスに話してきた」と前向きに過ごしてきた。
徳永は「(後輩の)みんなのポテンシャルが高すぎて頼もしい反面、正直、悔しいって思う瞬間もある。新人でもベテランでもない自分たちは難しい立ち位置だと改めて思う」と受け止めつつ、「負けていられない」とも決意。坂川も「今回のチャンスがすごく大きい。絶対にこのチャンスを逃さないように、もう必死にやるしかない」と力を込めた。
Wセンターとして2人のラジオ特別番組「AKB48の“れみひゅー”って知ってる?~大木の声 天下統一!~」の放送が決定。坂川の出身地・福井県と徳永の出身地・鳥取県のラジオ局を含む3局の合同企画で、RCCラジオ(中国放送)では23日午後5時から、FBCラジオ(福井放送)では23日午後9時から、BSSラジオ(山陰放送)では24日午後0時30分から始まる。
自由なトークで地元自慢などを繰り広げる番組でコンビの強みを存分に発揮する。徳永は「これをきっかけに『れみひゅー』を知ってくださる方もたくさんいると思う。今のAKB48も知っていただくきっかけになったらうれしい」と語り、坂川は「今がスタートラインだと思っている」と期待を込めた。
◇坂川陽香(さかがわ・ひゆか)2006年10月7日生まれ、福井県出身。19年12月、AKB48チーム8の福井県代表としてに加入。4月の65枚目シングル「まさかのConfession」で表題曲選抜メンバーに初選出。憧れは指原莉乃。身長161センチ。
◇徳永羚海(とくなが・れみ)2006年10月1日生まれ、鳥取県出身。19年、AKB48チーム8の鳥取県代表として加入。24年の64枚目シングル「恋 詰んじゃった」で初選抜入り。学生時代はソフトボール部。血液型O。身長158・6センチ。
