「べらぼう」橋本愛 大河3度目の主人公妻役「否定的な人もいるだろう」「最後のつもり」笑顔で「次は主人公お願いします」
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜、後8・00)に出演する橋本愛(29)がこのほど取材に応じた。横浜流星(28)演じる主人公・蔦屋重三郎の妻「てい」を演じる思いを語った。
4度目の大河出演となる橋本だが、主人公の妻役は18年の「西郷どん」、21年の「青天を衝け」に続いて3度目。演じる役は違うが「どこかで飽きられないか、否定的な気持ちを抱かれる人もいるだろうなと」。それだけに「まったく違って見えるよう意識して演じよう、これが最後だというぐらいの意識で」と強い決意で役と向き合う。そして「主人公の妻は今回が最後のつもりなので、次は主人公でお願いします」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
ていのトレードマークである黒縁メガネは「扮装(ふんそう)中はメガネがないと恥ずかしい。あんまり見ないで…という気持ちになります」と役に入り込む上でも重要なアイテム。「真面目で、遊びがなくて律してきた人」と表現するていの人物像は、柔軟で型破りな蔦重とは対極的とも言えるが「書を持って世を耕す」という根底に共通した理念を持つ。7月28日放送の第28回では、大きな話題となった「お口巾着」ポーズでていの新たな魅力を見せるなど、夫婦として互いに影響を与え合う姿は視聴者を引きつけてやまない。
江戸のメディア王とも称される蔦重の物語は後半に突入。「どんどん(蔦重との)関係性が変わっていくので、私自身も脚本を読んでいてすごく面白い。早く演じたいと思います。楽しみです」と胸を高鳴らせた。
