冬野心央 狼のように「オレの獲物だ!」つかんだ主役の座 戦隊ゴジュウジャーレッドのゴジュウウルフで大暴れ

 俳優の冬野心央(みお=21)が、スーパー戦隊50周年記念作品となるテレビ朝日系「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で、レッドのゴジュウウルフとして暴れている。きょう25日には映画「仮面ライダーガヴ&ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー Wヒーロー夏映画2025」の公開が待機。半世紀の歴史を背負う節目のヒーローは、どのような人物なのか。素顔に迫ると“狼”に導かれた俳優人生が見えてきた。

 スーパー戦隊の大きな節目となる作品でレッドに抜てきされた。落ち着いた雰囲気の冬野に荒々しいイメージはないが「台本をいただいた時に『これ、オレじゃん!』とシンパシーを感じて、この役は絶対にやりたいと思いました」と運命を感じたという。

 劇中での決めセリフ「お前は、オレの獲物だ!」とばかりにオーディションに挑み、見事に合格。ゴジュウジャーと悪の組織、ユニバース戦士と呼ばれる歴代の戦隊レッドが1番を争う「ナンバーワン戦隊」と聞き「シンプルですけどド直球で名前のインパクトに圧倒されましたし、50周年であることにもプレッシャーを感じました」と振り返る。

 2月の放送開始から5カ月。当初はアフレコに苦戦し「ゴジュウウルフのスピードが速すぎて『フッ』と『ハッ』しか言えなかった」と苦笑いするが、今では攻撃の強さによって変化をつけられるまでに成長。「徐々に撮影にも慣れて、主体的に動けるようになってきたかなとは感じています」と勉強の日々だ。

 山口県出身。高校1年生のとき、母親と福岡旅行に行った先でスカウトされた。サッカー部で飢えた狼のように点を求めていたフォワードは当初、まったく芸能活動に興味がなかったという。

 人生を変えたのが高校2年時に見た映画「孤狼の血 LEVEL2」(21年公開)。広島を舞台に裏社会の抗争が描かれ「衝撃的で上映中、ずっと心臓の鼓動が止まらず、ドキドキしてました。そこからいろんな映画を見るようになって、自分も映画の世界に身を置けたらいいなと思うようになりました」と“ウルフ”に導かれ、高校卒業後に上京。本格的に芸能活動をスタートさせた。

 今作が映画初主演。念願だった銀幕デビューを果たし「映画に感銘を受けて、本格的に活動を始めたので感慨深いですし、そこで主役を張れるのもうれしいです。ゆくゆくはいろんな役でたくさん映画に出たいなと思っています」と新たな獲物を求めて牙を研いでいる。

 ◇冬野心央(ふゆの・みお)2003年12月3日生まれ。山口県出身。2022年に「パパとムスメの7日間」でテレビドラマ初出演。2025年の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で主演に抜てきされ、遠野吠/ゴジュウウルフ役を務める。身長176センチ。世界遺産検定2級と英検準1級の資格を持つ。

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