橋爪功と若村麻由美が50年連れ添った夫婦役 舞台「飛び立つ前に」岡本圭人、前田敦子、奥貫薫が共演

 俳優の橋爪功(83)と若村麻由美(58)が舞台「飛び立つ前に」(11月23日~12月21日、東京芸術劇場シアターイースト。兵庫、島根、宮崎、秋田、富山公演あり)で、50年間連れ添った夫婦役を演じることが23日、分かった。奥貫薫(54)、前田敦子(34)が夫婦の子供役を、岡本圭人(32)が前田敦子の婚約者役を、剣幸(71)が謎の女性役を演じる。

 「飛び立つ前に」はフランスの小説家、劇作家のフロリアン・ゼレール氏作、ラディスラス・ショラー氏演出で、日本初演。フランスではロベール・イルシュ、英米ではジョナサン・プライスといった名優が主演し、数々の賞を獲得している。2人による家族がテーマの3部作「Le Père父」「Le Fils 息子」「La Mère 母」では、橋爪が「父」、若村が三部作全て、岡本が「息子」「母」に出演している。

 物語は、50年の歳月を振り返る作家アンドレ(橋爪)と妻マドレーヌ(若村)の心に、2人の関係は完璧な愛ではなかったのではないかという疑念が影を落とす。ある朝、差出人のない一束の花が届き、2人の人生の秘密が浮かび上がる-というもの。老い、愛、別れといったテーマが、ミステリアスで繊細な心理劇として描かれる。

 橋爪は出演を決めた理由を「ラッド(ショラー氏)との再タッグに魅力を感じたから」、「ラッドの演出であればぜひ出演してみたい」と説明。ゼレール作品の魅力を「ある種、『自分が演じているこの芝居を、観客として観てみたい』と思わせてくれる舞台なのです」と語った。

 若村は「『父』で父娘役を演じた橋爪功さんと50年も連れ添った夫婦役!私に務まるとは思えなかったから」といったんは躊躇したものの「橋爪さんの胸をお借りして『飛び立つ』ことに決めました。大いなるチャレンジです!」と意気込み。岡本は「どのような舞台になるのか全く想像がつきません。ラッドの魔法のような演出を受けると、自分の想像を超える世界が広がるから」と胸を高鳴らせている。

 また、前田は「もう一度ご一緒したいと夢見ていた橋爪さんと、また同じ空間でお芝居できること、本当に嬉しく思います」、剣も「何より橋爪功さんと同じ舞台に立てることは、光栄であり、幸せです!」と、橋爪との共演を喜んでいる。

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