歌手で俳優の中島健人（３１）が１７日、東京・ＬＩＮＥ　ＣＵＢＥ　ＳＨＩＢＵＹＡでソロ初の全国ツアー「ＫＥＮＴＯ　ＮＡＫＡＪＩＭＡ　１ｓｔ　Ｔｏｕｒ　２０２５“Ｎ／ｂｉａｓ”巡」のファイナルを迎えた。昼公演ではソロ名義での１ｓｔシングル「ＭＯＮＴＡＧＥ」など全１６曲を熱唱。また、９月１４日に自身初の海外公演を台北で行うことを発表した。

　Ｕ：ｎｉｔｙ（ユニティー＝ファンの総称）にビッグなプレゼントが贈られた。巨大スクリーンで台北公演開催が明かされると、会場からはどよめきとともに大歓声が降り注いだ。グループ時代も含めて初の海外公演だが、台北は過去に別の仕事で２度訪れ「本当に温かく迎え入れてくれた」という場所。「その時の恩返しを、歌と音楽を通してステージの上からさせていただきたい」と語り、特別なセットリストを作って台北に乗り込むことを約束した。

　先日発表された女性ファッション誌ＶｉＶｉの「国宝級イケメンランキング」では、３０歳以上が対象の「ＡＤＵＬＴ部門」で１位に。ライブ冒頭「“国宝級”のライブにようこそ」と投げかけると、投票で後押ししたＵ：ｎｉｔｙたちに「清くセクシーな一票、どうもありがとう」と感謝を示した。

　ソロ初の全国ツアーは、観客との近さにこだわったホール開催。客席に降りてハイタッチを交わし、通路上のお立ち台でも歌唱。ほとばしる汗までダイレクトに感じられるようなゼロ距離演出で魅了した。またＴシャツを破く演出で、引き締まった肉体美を披露。その後のＭＣ中には「１人だと着替えるタイミングが取りづらいんで」と苦笑いしたが、ステージ上での生着替えには絶叫に近い歓声が響き渡った。

　終盤には１月のソロ初ライブと同じく東京ドームでのソロコンサート開催の夢を語った。「ドームでみんなの『ピカレスク』の合唱が聞きたい。３年…いや、２年くらいでいく。一緒に、奇麗な光を見にいこう」。ファンと一体となって、大いなる夢を追い求める。