段田安則、天皇陛下に「すみません、謀反起こしまして…」昨年大河で藤原兼家役、陛下の反応も明かす
俳優の段田安則が16日、テレビ朝日系「徹子の部屋」で、昨年、紫綬褒章を受章したときに、天皇陛下に“謝罪”したほほ笑ましいエピソードを明かした。
段田は、紫綬褒章の受章を聞かれ「びっくらこきまして」と笑い「新聞に春の叙勲とか出るでしょ?今まではこんな人がとるんだ~って見てましたが、まさに青天のへきれきで」と当時の心境を振りかえった。
黒柳が「天皇陛下から直接お声をかけられたって?」と聞くと、段田は「びっくりしましてね」と切り出し、「式がホテルであって、その後皇居に参りまして。学者先生とか、原田美枝子さんも同時に頂いて」と説明。そしてスタッフから前の方に立つように促された段田のところへ、天皇陛下がやってきたという。
「2人目に僕の方に近寄っていらっしゃいまして、『段田さん』と。僕なんかのことをご存知なのかとびっくりして『そうです』と…」と声を掛けられびっくり。
天皇陛下は段田がリア王などの舞台に出演していたことなどを知っており「やってらっしゃいましたねって。あと(藤原)兼家のことも」と、段田が演じた昨年の大河ドラマ「光る君へ」のことも指摘されたという。
段田は驚き「テレビドラマとかご覧になるんですか?って聞いたら、朝ドラや大河は歴史の勉強になるので見るんですよって」と答えてくださったという。
ここで段田は、自分が演じた藤原兼家が、花山天皇に謀反を働き、結果、出家させるという役柄だったことを思い出し「ずーっと前の天皇を失脚させた役柄でしたので、まずいなと。『すいません、謀反を起こしまして』と」と“謝罪”したところ、天皇陛下は「いえいえ、いいんですよ」とニコニコ笑って返答してくださったという。
段田は「いい方だなって。私が言うのも失礼ですが、すいませんでしたって、僕が謝るのもなんですが」とドギマギしながら説明。黒柳も「相当おかしいわね」と笑顔で聞き入っていた。
