テレビ朝日系「ひっかかりニーチェ」が９日に放送され、ピン芸人・永野、令和ロマン・高比良くるまがＭＣを務めた。

　この日は、しずる・池田一真がゲスト出演。池田は、２０１９年に発覚した吉本興業所属芸人らによる「闇営業騒動」の直撃インタビューを受けた際のＶＴＲが話題になったことを振り返った。

　当時、テレビ局から直撃取材を受けた池田は、取材に応じて話そうとするも、路上でまばたきを繰り返し、呆然とした表情でひたすら無言。放送事故とも思えるような映像が長時間流れた。

　池田は、永野から「本当のことを教えてください」と当時の本音を突っ込まれると「メディアごときで俺の本音を聞けると思うなよってスタンスで」と答え、スタジオを爆笑させた。

　池田は「で、これを言うことによって、本音が言えるようになるんですよ。言ったら、本音も嘘なんじゃないかって。本音言うのって、やっぱり本当の実力者しかダメなんじゃないかなって。やっぱり大したことない奴の本音ってあんまり聞けない」と説明。

　さらに「言う方も恥ずいっていうか。自分に自信がないと、本音を言うのは。これを今、最初に言わせてもらって。『今から言うのが本音なんですけど…』っていうと、これも本音じゃないんじゃないか？ってなるじゃないですか？だから、（本音を）話せるようにしたんですけど。今、場を」と話した。

　永野は、けむに巻くような池田の説明に「意外と、今言ってることが本当かもしれないのが、あんなに精密なコントやるじゃないですか。ってことは、あれ？意外と本当に翻弄されてるのかな？みたいな」と、池田の真意を測りかねずに困惑していた。

　池田は、２００３年に純と「しずる」を結成。「キングオブコント２００９」で決勝に進出し、以降も同大会決勝の常連コンビとなった。