坂東玉三郎「シネマ歌舞伎」来年スペインで正式上映 文化交流「お互いが作品を見ることが大事」

 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(75)が8日、東京・港区の駐日スペイン大使館で行われた「ラテンビート映画祭」の記者会見に特別ゲストとして登壇した。

 同映画祭の文化交流プロジェクトとして、歌舞伎を映像化した「シネマ歌舞伎」が2026年にスペインで正式上映されることが決定。スペインの歌劇場「マドリード王立劇場」で上演されたオペラが日本で初めてスクリーン上映されることも発表された。

 シネマ歌舞伎について玉三郎は「きちっとしたポストプロダクションが必要だと思って、ほとんどの作品で編集に関わってきました」と説明。オペラ通としても知られ、両国の文化交流の意味を問われると「意味はこれから出てくると思います。とにかく、お互いが作品を見ることが大事」とうなずいていた。

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