鈴木亜美×DJ KOO 一夜限りの伝説共演 あみ~ゴ27周年 ゲスト出演のKOO「攻めていこうかな」

 歌手・鈴木亜美(43)とDJ KOO(63)が一夜限りでステージ共演を果たす。5日に横浜みなとみらいブロンテで行われる鈴木の単独ライブ「Ami Suzuki - One-day Disco Night - with DJ KOO」にKOOがゲスト出演。同じ小室ファミリーで、ダンスミュージックをこよなく愛するDJという共通点がある20歳差の2人が対談し、互いの音楽性やDJとしての苦労を分かち合った。

 インタビュールームは和やかな雰囲気に包まれた。バラエティー番組でも共演機会が多い2人。鈴木が「一番よく会う人です」と紹介すると、KOOは「DJは良くも悪くも閉鎖的な職業で、現場で一緒になるとつながりが濃くなる。『今日のお客さんどうだった?』『この曲をかけて反応はこうだったよ』という会話の積み重ねで。僕のイベントに飛び入りでステージに上がってもらったり。何でも言い合える仲」と信頼を寄せる。

 互いのDJスタイルにほれ込んでいる。鈴木が「何十年も携わっているからこそ、日本人の一番盛り上がるツボを一瞬でつかみ取って、皆を楽しませようという気持ちが日本一ある」と語れば、KOOは「アーティストとしては、いつでもリアルタイムなあみ~ゴを発揮している。DJのAmi Suzukiは本当にマニアック。普通のDJがかけるような楽曲ではなく、私はこのトラックがかっこいいというのを見せてくる」と自分を貫く後輩に称賛を贈る。

 小室ファミリーの一員として、ダンスミュージックに育てられた。2人にとって切り離せない存在というダンスミュージックだが、KOOが「仕事で一番緊張するのがDJ。クラブに行くのは一番緊張する」と話すと、鈴木も「盛り上げなきゃいけないというプレッシャー。どんな反応をするんだろうという不安感。単独ライブと違ってファンでない人もいて、客観的に見られているので、その人たちも引っ張らないといけないプレッシャーで、DJは気持ち悪くなります」とうなずく。

 DJブースで度胸を鍛えられ、どんなステージも沸かす2人。人々を楽しませるためには健康が第一だが、KOOは5月にアナフィラキシーで緊急搬送された。

 緊急搬送の裏側を「薬疹です。感染症で抗生剤を出してもらった。じんましんが全身に出てきて息苦しくなって、運ばれて5日入院した。息が吸っているんだか吐いてるんだか全く分からなくなった」と明かし、改めて「年を取ると体が変わってくる。DJするのには健康じゃないと」と気を引き締めた。大病をしたことがない鈴木も「四十肩が出るとか、体は思っている以上に素直。健康には気を使いたい」と触発されていた。

 鈴木が単独ライブにゲストを招くのは今回が初めて。公演タイトルに「ディスコ」という文字が躍るように、歌って踊りまくるステージが待ち受ける。後輩のためにプレイリストを準備したKOOは「あみ~ゴが27周年でファンもいろんな世代が来られると思いますので、攻めていこうかな。一夜限りのディスコなので、懐かしいダンストラックやEDMも入れて」とやる気満々だ。

 鍛錬してきた小室ファミリーの先輩後輩で、伝説の一夜を作りに行く。

 ◇鈴木亜美(すずき・あみ)1982年2月9日生まれ、神奈川県出身。98年、テレビ東京系オーディションバラエティー番組「ASAYAN」で1位を獲得。小室哲哉プロデュースでデビューが決定。同年、シングル「love the island」でデビュー。現在は3児の母として育児に奮闘中。愛称はあみ~ゴ。

 ◇DJ KOO(ディージェイ・コー)1961年8月8日生まれ、東京都出身。93年にデビューしたTRFのDJ兼リーダー。ダンスクラシック、EDM、J-POP、アニソン、ゲーム音楽と幅広い音楽をDJプレイ。17年から日本の文化であるお祭りや盆踊りとコラボレーションし、国内外に魅力を発信。21年、大阪芸術大学客員教授に就任。

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