【山田美保子のミホコは見ていた!】日本一元気な70歳、明石家さんまから学ぶこと
7月1日、70歳の誕生日を迎えた明石家さんま。同日午前2時にお祝いのLINEを送ったところ、アッという間に既読となり、「ありがとう!年齢不詳の男より」というメッセージと出っ歯をモチーフにしたスタンプが秒で送られてきた。度々話題になるスピーディな返答は真実だったのである。
さんまと同年生まれの1955年組には郷ひろみ、所ジョージ、伊藤蘭、上沼恵美子、渡辺えり、松山千春に江川卓氏、中野浩一氏ら芸能界やスポーツ界の現役選手が多数いるのだが、若い頃から全く体型が変わっておらず、よく動き、よく喋るという点で圧倒的に若々しいのはさんまではないか。
そんな若々しい動きを絶賛していたのは昨年8月、「明石家紅白!」(NHK)で共演した南こうせつ。瞬時に立ち上がったり座ったり、ソファの上で転げまわったりするさんまに対し、6歳上の南は「信じられない」という様子だった。
若さや健康を維持するために努力しているというよりは、ルーティンが身についているタイプ。驚くほど少食だし、打ち合わせの合間にも立ち上がってアキレス腱を伸ばしたり、ストレッチをしたりしている。「ホンマでっか?TV」(フジテレビ系)で専門家が説く健康法やカラダにいいとされる食べ物などを密かに実践もしている。
深夜、自分が出ている番組を録画して見返しているのは有名な話だが、仲間が出演している番組もBSやCSまでチェックしているし、あれだけ距離を置いていたYouTubeやライバーにも詳しいのだから恐れ入る。
筆者も以前、関西ローカルの深夜の出演番組についてツッコまれて仰天した想い出があるが、見てもらっていることはやはりとても嬉しかった。それは後輩芸人やデビュー仕立てのアイドルらも同様で、持ちギャグや自己紹介のキャッチフレーズなどを一瞬で憶え、さんまが披露した際の彼らは本当に嬉しそうだ。
サービス精神がある人は心優しい人だという持論が筆者にはあるのだが、さんまこそその代表格。
昨今、本当に色々なことが起きる芸能界についても「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で漏れなく語り尽くすので、高いアクセス数を記録しているところだ。
仕事で御世話になって30年以上が経つが、思えばセクハラやパワハラのようなことは一切ナシ。ファンの皆さんへの“神対応”と同様にすべてのキャストとスタッフに目配りを続ける明石家さんま。ものすごい70歳だ。
