尾上菊五郎&菊之助 30度超えの真夏日に道頓堀で恒例船乗り込み 81歳片岡仁左衛門も同船

 歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助親子らが1日、襲名披露公演である「七月大歌舞伎」(5日初日・大阪松竹座)へ向け、大阪市の道頓堀で恒例の船乗り込みに参加した。

 初夏の強い日差しが照りつける中、役者陣は船に乗りゆっくりと道頓堀川を進んだ。菊五郎と菊之助は81歳の人間国宝・片岡仁左衛門らと同船。集まったファンへと笑顔で手を振り、松竹座からほど近い戎橋に到着すると、大量の紙吹雪が舞う中、観客から「音羽屋!」の声がかかった。

 下船後は劇場前でのセレモニーに参加。詰めかけたファンの前であいさつに立った菊五郎は、初代、2代目菊五郎が大阪の地で没していることに触れ、「初代、2代目に顔向けができるように華やかな演目を選ばせていただきました」と、襲名公演をアピール。父に続いて菊之助も「「一生懸命頑張ります」と、決意表明し、ファンから大きな拍手を浴びていた。

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