指揮者・村川千秋さんが死去 93歳、肺炎 山形交響楽団を設立 弟は映画監督の村川透氏
山形交響楽団創立名誉指揮者の村川千秋(むらかわ・ちあき)さんが25日午後9時16分、肺炎のため施設で死去した。93歳。山形県村山市出身。
東京芸大で池内友次郎氏に師事し、63年渡米。インディアナ大学大学院でマスター・オブ・ミュージックを授かる。ニューヨークではレオポルド・ストコフスキーに師事し、シベリウスの娘婿の知己を得た。
66年に帰国し、東京交響楽団で指揮者デビュー。72年、東北初のプロオーケストラとして山形交響楽団を設立。音楽監督兼常任指揮者を務める。01年から創立名誉指揮者。最後のステージは5月18日、村山市でのステージだった。
弟は映画「最も危険な遊戯」「蘇える金狼」「野獣死すべし」やドラマ「あぶない刑事」シリーズなどで知られる映画監督の村川透氏。
