Suchmos、5年8カ月ぶり大復活! 歓喜の2万5千人に「感謝を伝えたい一心でステージをやりました」

 ロックバンドのSuchmosが21、22日の両日、横浜アリーナで5年8カ月ぶりの有観客ライブ「Suchmos The Blow Your Mind 2025」を行い、2日間で2万5000人を動員して大復活を遂げた。

 ライブでは約2時間で19曲を披露。ロックの力強さとソウル/ファンクの洗練を併せ持ったSuchmosサウンド待望の帰還に、約20万の応募からプラチナチケットを手にしたファンは、1曲目から総立ちで酔いしれた。

 セットリストは「STAY TUNE」、「MINT」、「VOLT-AGE」といったヒット曲など旧作はもちろん、全体の約3分の1にあたる6曲が新曲という大胆な構成で、Suchmosの新生を強く印象づけた。新曲ではストレートな令和のウエディングソング「Marry」や、「新しい命にささげたい」と前置きしての「BOY」などが演奏された。

 ボーカルのYONCEはMCで「今も既に楽しいです。俺らも勝手に楽しみますんで、あなた方も勝手にやってください。見てます」、「あなたは今どう思ってますか?楽しいですか?楽しいフリをしてますか?皆が一つになりません。なっても意味がありません。それぞれが楽しんでください」と、個を重視する考え方を示した。

 また、「感謝を伝えたい、その一心でステージをやりました」と、長い活動休止の間も辛抱強く待っていた古くからのファン、休止期間中にSuchmosを好きになり始動を待っていた新しいファン、それぞれへの謝辞も忘れなかった。

 アンコールでは、YONCEが2021年に死去したベースのHSUさんに触れて「失った者は帰ってこないということをこの4年間イヤというほど理解しました」と吐露。「バンドとして一区切りをつけないと」と観客とともに目を閉じて深呼吸し、「彼には2人の息子がいる。彼らのオモチャ代を稼ぐのが俺たちの仕事かなと思っています」と、HSUさんへの思いを込めた。この日のライブではバンドとは旧知の山本連がベースを担当し、強靱(きょうじん)なグルーブをはじき出していた。

 バンドは7月4日に約6年ぶりのリリース作品となるEP「Sunburst」を発売。10月から12月にかけて国内7都市とソウル、上海、台北、バンコクを回るアジアツアーを行う。

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