石川さゆり テレビ番組で1度きりの超レア曲披露へ 真夏の大阪で魅せる「バナナのたたき売り」
演歌歌手の石川さゆりが17日、大阪市内で8月24日に行われる「石川さゆりコンサート 2025」(大阪・フェスティバルホール)の取材会に出席した。
大阪で恒例となった真夏のコンサートを前に、石川は「今年の夏も暑そうだし、じっくり聞いて楽しんでいただきたいんですけど、それだけじゃなく夏らしく、みんなが『あースカッとした!』って元気になるステージを作りたい」と、笑顔で語った。
昭和100年となる今年、自身のアコースティックコンサートで昭和の懐かしい曲をカバーして披露しているが、今回のコンサートでは「またひとつ違った昭和を届けたい。昭和には金魚売りとか豆腐売りとか、人のぬくもりのある物売りの音があった。これをエンターテインメントとして作ってみたい」と意気込む。
その中でも代表曲「天城越え」を手がけ、10年5月に亡くなった作詞家の吉岡治さんによる、バナナのたたき売りの口上などを取り入れた「さゆりの啖呵売」を披露する予定。これまでテレビで歌ったのは1回だけ、コンサートでも十数年ぶりの披露となる超レア曲だという。「高尚なことをやろうとかそういうつもりはないんですけど、昭和の生活、生きていた時間を思い出していただけたらいいかな」と、思い描いていた。
