脳科学者の中野信子氏が１３日、テレビ朝日系「大下容子ワイド！スクランブル」で、自民党で２万円の給付案が浮上したことに、過去、石破茂総理が新人議員に商品券を渡した問題を「思い出す人もいるかもしれない」と指摘した。

　この日は自民・公明の両党が参院選の公約として現金給付を盛り込む方針で一致したとのニュースを報じた。自民党内の案として給付される現金は国民１人あたり２万円で、住民税非課税世帯に２万円を上乗せすることで検討されているという。

　これに意見を求められた中野氏は「うーん、２万円っていうのがどう写るのかなっていうのが、考えてしまう」と険しい顔。「ちょっと意地悪な見方をすれば、（石破茂総理は）こういう発想の方なんだなと思われかねないと思う」とコメントした。

　そして「商品券のことを思い出す人もいるかもしれませんが」と、石破総理が今年３月、新人議員へ商品券１０万円を配った問題を思い起こし「税金で国民の関心を買おうとしていると見なされかねない施策ですけど、本当にこれをおやりになるつもりなのか」と疑問視。「どう写るか、どなたも提言される方がおいでにならなかったのか、気になるところ」と話していた。