ますだおかだ増田 作詞作曲の「ホテルニューアワジ」CMソング完成 クリエイター志望も営業配属で退職の過去 「広告代理店時代のリベンジ」
お笑いコンビ・ますだおかだの増田が作詞作曲を手がけた「ホテルニューアワジ」CMソングフルバージョンが完成し、12日のABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」で初オンエアされた。
「ホテルニュ~ア~ワ~ジ」。関西人なら誰もが聞きなじみのあるフレーズとメロディ。オンエアに先駆けて大阪市内で取材に応じた増田は「おなじみになっているサウンドロゴのイメージを崩さないように、全然違う歌になってしまったな、とならないように考えました」と、原曲へのリスペクトを込めながら、制作への思いを語った。
増田は2年前からホテルニューアワジ側へ「CMソングのフルバージョン作りません?」と提案していたといい、今回ラジオCM刷新のタイミングで企画が実現。過去にはコンビで関西ローカルCMのフルバージョンを作る漫才ネタ「関西ローカルCMコンピレーションアルバム」を披露しており、今回はその発想を進化させたという。
シンガーソングライターの西浦達雄によって「ホテルニュ~ア~ワ~ジ」のフレーズが誕生したのが1993年。増田は「ますだおかだがデビューした年で、あの曲とますだおかだは同期なんです。運命だなって思いました」と、嬉しそうに語る。また、父が淡路島出身であり、08年には自ら作詞作曲した楽曲「淡路島」をリリース。「淡路島の方々がとても応援して下さった。その時の恩返しもなかなかできていなかったので」と、縁深い土地への恩返しを喜んだ。
大学卒業後、CMプランナー、コピーライターを志し、広告代理店に勤務。当時は希望叶わず営業部に配属され、9カ月で退職した。芸能界に入ってからもクリエイティブな才能を発揮し、22年には自らプランナー、コピーライター、ディレクター、出演を務めた「ホテルニューアワジ」のラジオCMで「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」ラジオ&オーディオ広告部門AカテゴリーACCシルバー賞を受賞。今回もCMソングを完成させ「広告代理店時代のリベンジをしている感じ。人事部の皆さん、僕、こんなことやりましたよって」と、豪快に笑った。
歌詞にはホテルニューアワジの直営ホテルが、淡路島だけではなく、神戸、岡山、香川などにもあることを盛り込んでPR。また直営ホテルだけでなく、滋賀の「BIWAFRONT HIKONE」、京都の「ホテル侑楽京八坂」などグループ企業バージョンも合わせて6曲を完成させた。ホテルニューアワジが経営するホテルは関連企業を含め20あり、「将来的には20番、増えれば増えるほど嬉しいかな」と、完全制覇への野望を語った。
