ＴＢＳ系「ＴＨＥ　ＴＩＭＥ、」で、日曜劇場「ＶＩＶＡＮＴ」の続編（２６年放送）制作決定をサプライズ発表した俳優・堺雅人が１１日、都内で行われた、同作に際しての取材会に、福澤克雄監督と出席。続編への思いを語った。

　前作ではその壮大なスケールに比例するように制作費が赤字になったことも明かしていた福澤監督は、今作について「配信ドラマに比べたら『えっ』ってぐらい低い。でも配信レベルの作品を作んなきゃいけないって所である程度いっちゃったかな」と笑顔で告白。「でもそういうものを作って行かないと、テレビもどんどん落ちていってしまうなって所もあって思い切ってやった」と、前作を超えるスケール感に力を込めた。

　会見に出席していた飯田和孝プロデューサーは「あくまで会社の認める範囲内で、チームで会社も含めてしっかり工夫して、よりコストパフォーマンスの良い撮影も心がけて、労働環境も心がけているって所だけはお伝えします」と苦笑いで補足。堺が「『円』がもっと高くなればいいですかね？」と尋ねると、「それはあると思います」と笑顔で返答していた。

　前作までは「元々考えていた物語の３分の１くらいで終わっていた」という福澤監督は、今作の見どころを問われ「もう見どころばっかり」とニヤリ。「シーズン１は本当に序章。本当の話はこっから。全く違う話が思い切りつながる。結構頑張りましたよ俺」とおちゃめにアピールし「まだまだ続く所はあるんですが、大体今回で描ききれるかな」と説明。「ですが、第１シリーズの出てきた人たち皆、途中で消えちゃったような人も全部重要人物として分かるようなシステムな台本になってる。もっかい見ていただいた方が良いと思いますよ」と前作の復習も呼びかけた。