2月に死去の故キム・セロンさん 父親の借金抱え苦しんでいたと現地で報道 

 今年2月に亡くなった韓国女優のキム・セロンさん(当時24歳)が、死去前の数年間は経済的に困窮しており、その一部は家族の経済状況に直結していることが明らかになったと9日、現地メディアのSBS芸能が報じた。

 現在、故人の死因や責任、未成年時代の俳優キム・スヒョンとの交際の有無をめぐって遺族側が暴露するなど、さまざまな攻防が3カ月以上も続いている状況だ。

 以下は、同メディアによる取材内容。

 2023年の裁判資料によるとセロンさんは、父親の個人破産事件における債権者の一人として登録されており、債権額は2億5000万ウォン(約2500万円)を上回っていた。故人の父親は、コロナ禍により事業に失敗。20人以上の債権者たちに、数億ウォン(約数千万円)の負債を残したまま、20年12月に議政府地方裁判所へ個人破産を申請し、23年3月に破産と免責が確定した。この時、セロンさんは20歳だった。

 父親の近しい人物によると、セロンさんが一部資金を投資していた別の食堂も、閉店に追い込まれていた。同食堂はセロンさんの両親が、知人の名前で21年5月ごろにオープン。セロンさんは資金援助だけでなく、芸能界の人脈を総動員させてアシストしたが、家賃・管理費滞納により、契約満了を前に24年に閉業となった。

 そんな状況の中、セロンさん自身が飲酒運転で変圧器に衝突する事件を起こし、経済的圧迫がより深刻化。同事件の裁判当時、セロンさんの弁護人は「セロンさんは家長として、家族を養っていた」と、厳しい経済事情を訴えていた。

 芸能界のある知人は「キム・セロンさんはカフェや居酒屋、花屋、演技指導など、休むことなく生活費を稼いでいたが、家賃を心配するほど悪状況だった」と話したという。

 また、セロンさんが死亡直前まで居住していた建物の隣人も「故人が階段に出て来て、よく泣いていた。心配して尋ねると、『これまで、一生懸命生きてきたのに、お金のせいでとてもつらい』と言っていた。最後にその姿を見たのは、亡くなる2カ月前くらいだった」と残念がった。

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