９日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「あんぱん」では、小倉連隊に入った嵩（北村匠海）がまさかの人物と再会するも、その激変ぶりにネットも、鈴木奈穂子アナウンサーも驚きの声を上げた。

　この日の「あんぱん」では、いよいよ小倉連隊の地獄が始まる。何をしても先輩たちから殴られる新入りの嵩とコン太（櫻井健人）。唯一、嵩の戦友である八木上等兵（妻夫木聡）だけは厳しく当たるも、絶対に手を上げなかった。

　先輩たちは、自分たちの鬱憤（うっぷん）を晴らすため、自分の帽子を嵩の寝所に隠し、嵩が帽子を盗んだと騒ぎ出す。八木は嵩を呼び出し、「お前は戦地まで持たないかもしれないな」「絶望して便所か裏庭で首をつるってことだ」と告げ、軍人勅語を暗記することと、先輩達の靴磨きを命じる。

　１人で靴を磨く嵩のところへ「新兵、たるんどるぞ！」と声をかけた兵隊が。嵩が立ち上がり、顔を見ると、そこにいたのは東京の大学の同級生だった健ちゃん（高橋文哉）だった。嵩は思わず「健ちゃん…」と口にすると、「お前、なんだと！」と激高。大学時代はお茶目で明るく、ユーモアもあった健ちゃんの表情は激変。全く笑わず、別人のようになってしまったことに、嵩は「どうしちゃったんだよ…」と思わず口にする。

　「あさイチ」朝ドラ受けでも、鈴木奈穂子アナも「本当に健ちゃん？」と驚くほど。ネットでも「健ちゃん、声からして別人で驚いた。明日は、なんちゃって～って笑ってくれることを祈る」「健ちゃんは人格が変わってしまったのか、人目を気にしてあえてそうしているのか。後者であってほしい」「あんなに明るくてお調子者だった健ちゃんが、軍隊に入って変わってしまったのだとしたら、悲しい」「すっかり様子が変わっていたので本当に健ちゃん？って思ったけど、字幕に健太郎って出てた」など、心配の声が相次いでいた。