ごめん…ありがとう「対岸の家事」詩穂父がコロッケで懺悔、その言葉がほしかった「当たり前の日常に感謝」「セリフ全部いい」
TBS「対岸の家事」は3日に最終回を迎えた。家事を放棄した父・純也(緒形直人)から離れるため、家を飛び出していた詩穂(多部未華子)が、久しぶりに実家で純也と対峙(たいじ)。
物議を醸した純也の胸くそ迷言「(卒業の)お祝いに今夜は詩穂の好きなコロッケがいいかな。用意しといて」とともに、詩穂の家出書き置きを発見した純也の姿が回想された。
時を経て、改心した様子の純也は「いなくなってから思い知ったよ。母さんと詩穂がどれだけのことをしてくれていたのか」と語り、詩穂に揚げたてのコロッケをもてなす。中ににんじんが入っている亡き母の得意料理で、詩穂は「あの頃、ずっと思ってた。1日でいい。誰かにご飯を作ってもらいたいって」と、あの日々には言えなかった思いを吐露する。
純也は「簡単な仕事だって思ってた。料理つくるのも掃除も洗濯も買い物も。その気になれば誰にでもできる。ノルマがあるわけでも納期があるわけでもない。そういうものは仕事じゃない。そう思ってた」と告白。
涙を流しながら「悪かった。母さんが死んでからオレは変わらなかった。当然のように詩穂に家事を押しつけて、ごめんな。詩穂が作ったご飯おいしかったよ。おいしかった…掃除も買い物も選択もアイロンがけも…ありがとう」と懺悔し、感謝の言葉を口にした。
胸くそ事件のきっかけだったコロッケが伏線となる親子の雪解け。最終回らしい回収劇にネットも反応し、Xでは「あの短時間で飾り切りした人参をコロッケに入れただと…??」「コロッケの中ににんじんが」「緒形直人と多部未華子の気持ちをコロッケが繋いだ」「お父さんを許したんだね。泣けちゃった」「「当たり前って失ってから気づくよねぇ。失う前から気付いて感謝できる人になりたいけど、むずかしい」「家事してくれてありがとうって言われたいよね」「当たり前の日常があることに感謝を忘れてはいけないと心から思います。本当にセリフが全部いいドラマ。」などの声が並んだ。
