見上愛「大丈夫だからここにいらっしゃるんです!」報道陣の質問に朝ドラW主演の相方を全力擁護 起用は「満場一致」
NHKは3日、2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」で俳優・見上愛とともにW主演を務める2人目のヒロインが上坂樹里だと発表し、都内の同局で会見を実施。報道陣から上坂の役柄を踏まえたクセの強い質問をされた見上が、毅然と応じる場面があった。
明治時代を生きた2人のナースの激動の人生を描く物語で、上坂と見上はバディとして共演する。上坂演じる大家直美は、生きていくために多少のうそやズルもいとわない役柄だが、上坂自身は「私とは真反対」と分析。一方で「すごく人間味にあふれる人だと思ったのでこれからいただく脚本を読んでしっかり大家直美という人を知っていきたいし、二人三脚で演じていきたい」とした。
これを受け、報道陣から「(上坂は役と)正反対ってことだけど大丈夫か?」とクセある質問をされた見上は「大丈夫か?大丈夫だからここにいらっしゃるんです!」と力強く上坂を擁護。数週間前に顔合わせをした時を引き合いに「『私からはなんでも器用にこなせてすごい大人っぽく見えるよ』って話をしたら『私はすごい大ざっぱです』って言ってて、これは仲良くなれそうだなと思ってます」と笑顔。すでにバディ感を漂わせ、「後ろの壁が透けて見えるくらいの透明感を持っている」と上坂の魅力を熱弁した。上坂も見上の印象を「太陽みたいな方」と笑顔で語り、「見上さんの胸を借りながらこの役を精いっぱい演じたい」と力を込めた。
上坂は3回目のオーディション挑戦で、応募総数2410人の中から大役を射止めた。制作統括の松園武大氏は、上坂の起用理由について「随所にとんでもない光りを、輝きを放つ人でした」と絶賛。芝居に「くぎ付けになる瞬間もあった」と続けた。オーディション参加者が「それぞれ魅力にあふれたすてきな方ばかりでした」とし「1秒でこの人だっていうことではなかったかもしれません」と選考には悩んだことも明かしつつ「最終的には脚本家の方も含めて一同、意見が一致した」と満場一致で上坂に決まったことも明かした。
