南野陽子“母校”神戸松蔭大客員教授に就任「くすぐったさある。先生とは呼ばせません」対話と距離感を重視

 神戸松蔭大学客員教授の調印式に出席する南野陽子
 神戸松蔭大客員教授に就任した南野陽子(右)。左は徳山孝子学長
 神戸松蔭大客員教授に就任した南野陽子
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 歌手、俳優の南野陽子(57)が、兵庫県神戸市の神戸松蔭大客員教授に就任し、2日に大学内で行われた調印式に出席した。南野はかつて同大付属系列高に通っており、23日でデビュー40周年を迎える経験と、国際的な活動を評価されての就任。今後は年に数回、講演会などを開催する予定で、愛する街と“母校”への恩返しを進めていく。

 関係者から「先生」と呼ばれる度、南野は恥ずかしそうな笑みを浮かべた。契約書へのサインを済ませると「皆さん、私に『何ができるんだ?』と思われていると思います」と一言。続けて「私も本当にそう思います。生徒さんたちよりも私の方が学ぶことが多いんじゃないでしょうか」と、正直な思いを語った。

 同大は今年4月の共学化に伴い、グローバルコミュニケーションとメディア、社会学分野の強化を推進。南野の芸能界、メディア分野の長年の経験や、日本とカンボジアの友好関係70周年親善大使を務めるなどの国際活動が評価された。

 大学側によると、著名人による客員教授就任は、ファッションデザイナーのコシノヒロコ氏、オルガン奏者の鈴木雅明氏に続く3人目。学生時代に系列校の松蔭中学校・高等学校へ通っていた縁もあり、「自身のルーツに恩返ししたい気持ちもあるし、もう少し年を重ねたらこちらに帰ってきてもいいかな、と思えるくらい大切な場所もある」と、就任を機に地元愛を熱く語った。

 学生に伝えたいこととして「ご飯が好きだから、どうせなら自分の手でお米を作りたい」と、京都・舞鶴で田植えを体験したことがきっかけで「まいづる親善大使」に就任したという例を挙げ、「何がどういうきっかけでつながっていくかわからない。未来を楽しく想像してもらえるようになっていければ」と説明。芸能界での経験も積極的に話していくといい「おばさんの自慢話と、反省と、そういったことも含めて話していければ」と、自虐気味に笑わせた。

 自身が「先生」と呼ばれることについては「反対です」と、笑いながらもキッパリ。学生たちと「意見を交換し合う、そういう時間をたくさん持ちたい」と、対話と距離感を重視したいといい、「すごく、くすぐったさがある。先生とは呼ばせません」とジョーク混じりに宣言した。

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