俳優の吉沢亮が３０日、京都市内の東寺で主演映画「国宝」（来月６日公開）のジャパンプレミアに共演の横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督と登壇した。

　作品タイトルにちなみ国宝指定されている「金堂」の扉から豪華キャスト陣が登場すると、会場からは盛大な歓声と拍手がわき起こった。吉沢と横浜は黒のシックなスーツでエレガントな装い。高畑はフリルが特長的なドレスが光った。森はオレンジとエンジのツートンカラーのドレスにカーキのジャケットを合わせたスタイル。見上はピンクのミニスカートに紫式部をほうふつとさせるデザインが目を見張る衣装でイベントに華を添えた。

　ベテラン陣も華やかさは負けていない。渡辺は吉沢ら若手とは打って変わって白のセットアップスーツを身にまとい、トークセッションでも“回し”を務めて盛り上げた。寺島はワインレッドのあでやかなドレス。最年長８０歳の田中は黒のスーツで大人の魅力を醸し出していた。

　「第７８回カンヌ国際映画祭」で公式上映され、約６分にわたり熱狂的なスタンディングオベーションを受けるなど公開前から話題を呼んでいる今作。吉沢は「すごく期待値の高い作品になっているんじゃないかという気がするんですけど、確実にその期待は超えていく作品になっている」と自信をみなぎらせた。