玉川徹氏 古古古米「どれくらい味が劣化するのかどうか」、浪人生時代に食べた古米を「人生で初めておいしくないコメ」

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、古古古米の放出について懸念を示した。

 番組では、備蓄米の新たな随意契約などについて話し合った。2021年産(古古古米)が10万トンで、申請受付を30日にも再開すること。店頭価格は5キロ1800円程度(税抜き)が想定されていること、対象はこれまでの大手の小売りから中小スーパー・米穀店に変更となることを伝えた。

 玉川氏は「前の農水大臣が放出したのは古米だった。今回、小泉大臣になって放出しようとしているのは古古米。その先なんです。古古古米」とさらに古くなることを指摘。「さすがに僕も食べたことがないんです。コメはコメだけれども、同じものかという。小泉大臣も違うものだとして安く売っているという話をしている。同じコメだと言えるほど味が同じかどうかはちょっと分からないです。しっかり保存しているということですが、どれくらい味が劣化するのかどうか」と消費者が古古古米の味をどうとらえるかを案じた。

 玉川氏はまた「僕は浪人しているときに東京で1年間寮生活をしていたんです。人生で初めておいしくないコメがあると分かったんです。後で聞いたらそれは古米だったんです」と述べた。「当時と今とでは冷蔵技術も違うと思うので、当時のイメージで語ってはういけないかもしれないですけど。古古古米ってことになると、どうなんですか、味は?」とゲスト出演した宮城大学名誉教授大泉一貫氏に尋ねた。

 大泉教授は「ぼくも食べたことはのでよく分からないんですが」と断った上で、「これから古古古米を小さい小売店に放出する。そういう業者は実は扱いたくないんです。売れない、おいしくないというのがあるからです。今までは大手に放出したから成功したかもしれないけど、小さな小売店では手を上げてくれる人がいるのかどうか。私も玉川さん同様、古古古米はちょっと疑問かなと思っています」と憂えた。

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