空気階段・もぐら 人工股関節手術の総治療費を予想「100万いくかいかないか」高額な入院費に訴え
お笑いコンビ・空気階段が27日、都内で、全国9都市34公演の第8回全国ツアー「ダンス」(8月9日、東京・天王洲 銀河劇場で開幕)の取材会を開いた。
公演名は2月末に人工股関節の手術を受けてリハビリ中の鈴木もぐらが「本番でダンスを踊れるくらい治ってるように」との願いを込めて命名。 リハビリ中の現状をもぐらは「歩いたり走ったり、動くことに関してはほぼ100に近い感じで回復してる」としつつ「本来ない物が入ってるっていう違和感は完全には取れてない」と説明。また体重についても「機械をぶちこんだから増えた」といい「2キロぐらい増えた。3号缶2本分増えた」と笑って明かした。
健康への意識が「ガラッと変わった」という10日間の入院生活を経て、総治療費については「請求はまだ来てないけど、入院費とかも入れると、100万いくかいかないかだと思う」と予想。
問題なく仕事に復帰できたことには「全部医療従事者の方と高額医療制度、そして日々税金を納めていただいてる皆さまのお陰」と感謝しつつ「入院費が高い。一番安い個室で、一泊1万5000円くらい取られる。しかも国立で。だからそこをなんとかしてほしい。日本が抱える医療問題」とし、「治療費とかは保険が効いて安いけど、入院費には効かない。そういう保険会社入ってないとだいぶきついんで、そこは入院費もカバーできるシステムを」と訴え、「簡単だと思うんですよね、『エッフェル塔』とか行くの我慢してもらえたら皆の入院費になるんじゃないかと思います」と続けた。
公演は全て新作ネタを披露する予定。結成当初からもぐらが股関節を痛めていたこともあり、今回の手術を受けて水川かたまりは「今までは股関節と相談しながらのネタだったので、本来の50%くらいしかやりたいことは実現できてなかったけど、“股関節”を手に入れたので逆に配慮がなくなった」ときっぱり。「恐らくこれまでの公演を20としたら200くらいは動くと思います」ともぐらの躍動を宣言した。
