モデルとグラビアアイドルの“二刀流”で活躍し、「令和のモグラ（モデル＆グラビア）女子」の異名を取る仲原ちえ（２６）。現在、エジプトで開催中のコンテスト「Ｔｏｐ　Ｍｏｄｅｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ」に、日本代表として史上初めて出場している。

　２０１５年、雑誌「ＣａｎＣａｍ」の企画で池田エライザと対談し、モデルへの道を志した。だが「当時は身長も１７０センチ台後半はないとダメだとか」と苦戦が続き、欅坂（現・櫻坂）４６やＮＧＴ４８などアイドルのオーディションに挑戦。「欅坂は最終審査まで行ったんですけど、その時は『鳥居坂』っていう名前だったんですよね」と懐かしそうに振り返った。

　その後、レースクイーンやグラビア活動を重ね、徐々に知名度が上昇。昨年はボディメークコンテスト「ＢＥＳＴ　ＢＯＤＹ　ＪＡＰＡＮ・モデルジャパン部門」のガールズクラス（１８～２９歳）でグランプリを獲得。今年３月にはモデルとして「パリ・コレクション」にも出演した。

　パリコレ出演の裏には“奇跡の１枚”の存在があった。昨年１０月、出演舞台のＰＲのため広島・呉を訪問。「そこで撮っていただいた１枚の写真が、『なんか、パリコレモデルみたいな人いる！』ってＳＮＳに載ったんですよ。それを引用させてもらって『本当に出れたらいいのにな』ってつぶやいたら、それを見た友達が、『パリコレのキャスティングしてる人、知り合いにいるよ』って。ギャラもなかったし、渡航費も自費でしたけど、頼み込んで出してもらいました」。その流れを受け、今回日本人として初めて「Ｔｏｐ　Ｍｏｄｅｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ」への出場も成し遂げた。

　見た目の美しさのみならず、ＩＱ１４６という知性も光る。幼稚園から名門女子校・白百合学園に通い、大学はフェリス女学院に進学。将棋が趣味で、女性として初のプロ棋士まであと１勝と迫った西山朋佳女流三冠の戦いぶりに注目していたという。

　２６日発売の漫画雑誌「ヤングキング」では表紙と巻頭グラビアを務めるなど、モデルだけでなくグラドルとしてもブレーク中。「自分の体が好きなので、グラビアやモデルで誰もが知っているような存在になりたい」としつつ、将来的な目標を「天海祐希さんのような、唯一無二の女優さんになりたいです」と宣言した。

　◇仲原　ちえ（なかはら・ちえ）１９９９年１月３日生まれ。神奈川県出身。２０１５年５月に雑誌「ＣａｎＣａｍ」で池田エライザと対談し、芸能界デビュー。レースクイーンやグラビアアイドルとしても活躍し、モデル業も並行。身長１７２センチ、スリーサイズはＢ８５Ｗ５５Ｈ９０。趣味は将棋、乗馬、筋トレなど。硬筆検定準１級、一級小型船舶免　許などの資格も持つ。