【山田美保子のミホコは見ていた!】好評、フジテレビの春ドラマ

 12日、中居正広氏の代理人弁護士はフジテレビなどが設置した第三者委員会の調査報告書に反論。証拠の提示等を求めたことが報じられた。

 翌13日の情報ワイドショーではこの件を扱わなかった番組もあったし、取り上げたとしても概して短尺で、フジテレビ系「サン!シャイン」を始め、スタジオのコメンテーターに感想を求めない番組も少なくなかった。

 12日は親会社のフジ・メディア・ホールディングスが6月の定時株主総会で会社側が提案する取締役候補について「ダルトン・インベストメンツ」が推薦する候補を反映する検討に入ったことも明らかになった。

 相変わらずCM出稿差し止めも続く中、局員のテンションは下がる一方だと思っていたのだが、ここにきて大いに話題になっているのがフジテレビの春ドラマに対する高評価の数々である。

 10日放送の「週刊フジテレビ批評」では、辛口ドラマウォッチャーの4人中2人が小泉今日子と中井貴一主演の「続・続・最後から二番目の恋」を1位に選出。他の1名は芳根京子主演の「波うららかに、めおと日和」を選び、2位に「~最後から二番目の恋」を選んだ。近年、ここまでフジテレビのドラマのタイトルが各氏の手持ちフリップに記されることは珍しく、この数か月ずっと険しい顔で番組を進行していたMCの渡辺和洋アナの表情も終始緩みがちだった。

 一般紙の文化部記者らのドラマ座談会でも「~最後から二番目の恋」や系列のカンテレ制作で北川景子主演の「あなたを奪ったその日から」が上位に。さらには、“配信狙い”のFODオリジナルで寛一郎と三浦透子主演の「HEART ATTACK」が高い評価を集めている。

 11年ぶりに第3期として復活を遂げた「~最後から二番目の恋」は、キャストと同年代のアラ還の視聴者がリアルタイムで観ているだけでなく、その下の世代の心にも脚本家の岡田惠和氏が紡ぎ出す数多の台詞が刺さっているようで、「第1期や第2期も見直したくなる」と評判だ。

 「波うららかに~」についても、Xで絶賛し、作品にハマりつつあるのは若年層と思しきポスト。ドロドロした恋愛ドラマや復讐劇にやや飽きを感じてきた彼らからは「芳根京子の代表作になるのではないか」との声まで挙がっているほどだ。

 こうした評価は少なからずフジテレビの信頼回復に繋がっているはずで、制作陣の励みにもなっていることと思う。後半戦にも期待している。

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