AKB48狙う“大バズリ”20周年イヤー 千葉恵里と山内瑞葵らがしかけるTikTok戦略

 12月8日に20周年を迎えるAKB48の千葉恵里(21)と山内瑞葵(23)が、TikTok(ティックトック)を中心にSNSにも力を入れている。330万人超のフォロワーを持つTikTok界のスーパースター・銀次郎さんともタッグを組み、節目の年に本気で“大バズリ”を狙う。

 AKB48公式のTikTokではダンス動画が日々上がっている。ダンスに定評のある山内は「見本通りのダンスを踊るのが得意。最新のシングル曲をひたすら踊る。あとはAKB48は衣装がどれもかわいいので、いろんな衣装を着た時に衣装のかわいさと、とにかくその時の最新曲をアピールすることを意識しています」と取り組み方を明かした。

 昨年7月の64枚目シングル「恋 詰んじゃった」では地方の高校に赴いてダンス部の生徒たちとTikTokの撮影を行い、注目を集めた。さらに音楽番組で共演した他のアーティストやアイドルグループとも積極的にコラボしている。千葉は「ファンから推し同士が共演してくれるのはうれしいというコメントももらえる」と手応えを得ている。

 近年はTikTokから楽曲や振付がバズり、人気を拡大するアイドルグループが増えた。それでも、銀次郎さんは「バズらせる法則はない」と言い切り、「とにかくチャレンジ。撮ってみてダメだったらまた次」と数を打つことの重要性を強調。「でも、AKB48はビジュ(アル)がいい、ダンスがうまい。これはコメント欄にも寄せられていて、もうそれは大きな武器。ビジュとダンスをとにかく見てほしい」とアピール。運営会社のSNS担当者も「あとは(世間に)見つかるだけ」と期待を高めている。

 千葉は個人のYouTubeでもメークなどについて発信。実際にアイドルファンとは違う女性にも人気は広がっている。山内は最新曲の「まさかのConfession」などで反転したダンス動画を投稿し、視聴者も振りを覚えやすい工夫で再生数を伸ばしている。

 9日からは20周年イヤーを記念して、これまでの全シングル65曲を振り返るTikTok企画が始まる。千葉は「おすすめに流れてきて、この子が気になるってなってほしい。今のAKB48を知ってもらえるチャンス」と捉え、山内は「メンバーみんなで小さなことからコツコツときっかけを作り続けて、東京ドームの目標をかなえられるようにつなげていきたい」と気合。センターも経験した2人がAKB48を新たな形でけん引する。

 ◇千葉恵里(ちば・えりい)2003年10月27日生まれ、神奈川県出身。15年5月、「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でAKB48高橋朱里チーム4に1巡目で指名される。21年の58枚目シングル「根も葉もRumor」でシングル表題曲の選抜メンバーに初選出。22年の60枚目シングル「久しぶりのリップグロス」で初センター。血液型B。

 ◇山内瑞葵(やまうち・みずき)2001年9月20日生まれ。東京都出身。16年10月にAKB48 第16期生オーディションに合格。52枚目シングル「Teacher Teacher」で表題曲選抜メンバーに初選出。57枚目シングル「失恋、ありがとう」でシングル表題曲で初センター。血液型O。

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