桂文枝81歳 施設入居も視野「食事の心配をしなくていいように」 21年に母と妻が逝去 創作落語500作&100歳目指す

 独演会開催を発表した桂文枝
 独演会開催を発表した桂文枝
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 落語家の桂文枝が25日、大阪・なんばグランド花月で、自身82歳の誕生日に「サニーからハニーへ! 桂文枝 華麗なる独演会」(7月16日・なんばグランド花月)を開催することを発表した。

 公演ではゲストに桂南光と桂米團治を迎え、自身も「生中継・源平」と「Mango」の2作品を披露する予定。年齢にひっかけて「ハニー」の呼び名を自ら提案した文枝は「82歳でハニーと呼ばれるような噺家であり、芸人であり、みんなに喜んでもらえて、高齢者のアイドルになりたいな、と思います」と、意気込みを語った。

 80歳を超えて「物忘れがひどくなった」と嘆くが、体は至って健康。会見前日には大阪・関西万博会場内で行われたテレビ朝日系「徹子の部屋」の収録で黒柳徹子と対面し、91歳で現役バリバリの黒柳に「めちゃめちゃ刺激になりましたね」と語りつつ、「なぜそのようにしっかりしているのか、聞くのを忘れました」と、笑わせた。

 一方で、2021年1月に妻の真由美さんと母・治子さんを相次いで亡くし、昔とは生活環境も変化する中で「いいところがあれば、そういうところへ入って食事の心配をしなくていいように。そして同じ年の仲間がいるところで、みんなでわあわあやれたらいいな、と。いいところがあれば教えていただきたいと思います」と、今後について言及した。

 ライフワークとする創作落語は現在338作目の新作「奇跡」を制作中だが、「次から次へと新しいことを思いつく」と、すでに339作目の構想も出来上がっている。目指すは500作。「ちょうど満100歳で500作を作って、そのまま息を引き取ると、そうなれば理想じゃないかな。限りあるというのが分かっていますので、さみしいことはさみしいですね」と、複雑そうに語った。

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