私大最難関学部を卒業の名俳優 元々は実家のお寺を継ぐつもりだった 超大物女優からのファンレターを「宝物にしている」
テレビ朝日系「徹子の部屋」が24日に放送され、女優・黒柳徹子が出演した。
この日のゲストは、俳優・内野聖陽。MCの黒柳は「初めてファンレターを書いた」と明かすほど、内野の大ファン。黒柳からのファンレターを「宝物にしている」と照れ笑いを浮かべる内野に俳優としてのルーツに迫った。
内野は、高校卒業後に早稲田大学政治経済学部に入学。同大在学中、英語演劇サークルに所属していたことを聞かれ「そんなこともありました」と述懐した。
内野は当時を「僕は全然、俳優に興味なかったんですね。そもそも、誰かに憧れてるから俳優になるという人間ではなかったんですよ。自分の中に鬱々した青春時代の何かがありまして。それを外に出すために、たまたま英語劇。劇を演じることで救われたと言いますか」と振り返った。
黒柳が「鬱々することがあった?」と質問すると、内野は「今日は深く突っ込みますね」と苦笑。「僕はお寺の出身なんです。生まれたときから僕は本来はその跡継ぎ。お坊さんになるべく生まれて育てられ」と明かした。
内野は「そこが僕の、なんて言うんですかね。青春の一番苦しかったこと。要は人生がこう宿命的に決まっていたということから抜け出せないので。そのことで青春期は、なんか暗澹たる世界の中で生きて」と述懐。
黒柳が「お経なんかも覚えなきゃいけない?」と聞くと「中高、そういう仏教の学校に行って、やってはいたんですが。徐々に自我が目覚めてきて、自分でやりたいことを探しているときに、やはり苦しかったんでしょう。何か出したかった。たまたま出会ったのが演劇、しかも英語でやる(演劇)」と回想した。
内野は大学の先輩に勧められて文学座を受験。「先輩が『文学座、あした入所試験だから受けてこいよ』って入学願書をくださった。やったら受かっちゃいまして。そこで、お芝居の勉強をしながら徐々にプロになっていくという道筋です」と当時を振り返っていた。