登録者数１６８万人のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「ちいりおちゃんねる」で大人気のりおなちゃん（８）が、２０日に都内で開催された「第４回スマイルチャレンジウォーク２０２５　ｉｎＴｏｋｙｏ」のイベントステージに登場した。トークショー初挑戦だったが、持ち前のトーク力で会場を盛り上げた。

　ステージに登場すると「アーリオ　オーリオ　りおちゃんです」とＹｏｕＴｕｂｅと同じ入りで会場を沸かせた。続いて「ちいりおちゃんねるをやっていて、リハビリとかも頑張っています。今回はよろしくお願いします」と、しっかりした口調であいさつした。

　トークショーは司会者の質問に答える形で韓国語の勉強を始めたきっかけや東京見物について語った。将来の夢については「起業して社長になって大金持ちになることです」というと場内から大きな拍手が起こった。また、カラオケの話題では、りおなちゃんの配信曲「タガチパイティン！」を歌っても「なぜか１００点取れなかった」と笑わせた。加えて「ママの方がいい点がでる。カラオケでは結構、歌っている」と母・佳寿美さんのエピソードも披露した。

　トークショー後もＢ．Ｂ．クィーンズのボーカル・坪倉唯子と“共演”。「おどるポンポコリン」に合わせ両手でリズムをとって愛くるしい表情を見せた。

　りおなちゃんは、先天性の骨系統疾患疑いにより超低身長で、約３年前に受けた背骨の手術の影響で下半身にマヒが残って車いすでの生活を送っている。しかし、再び歩くためにリハビリを行う頑張り屋さんで、ＹｏｕＴｕｂｅでは持ち前の明るさとお父さんを説教する姿が大反響。登録者数は１６８万人もいる。

　そんな人気者にこれまでもイベントへの参加依頼を受けていたが、出演はなかった。母の佳寿美さんはインスタグラムで「基本的にイベントの出演はお受けしていないんですが、今回はイベントの内容をお聞きして、娘がお役に立てることがあるならと出演を決めました」と説明していた。

　今回のイベントは、ステージイベントの前に「障害のある人もない人も一緒にウオーキング！歩くことから始まる健康と笑顔を手に入れよう！」と、障害者と健常者をつなぐウオーキングイベントが開催された。

　初めてのトークショーを終えたりおなちゃんは「めちゃくちゃ多くの方が来てくれてて、めちゃくちゃ緊張しました。舞台を盛り上げられたらと思っていました。今後もこういったイベントがあるんだったら絶対出たい」と話した。

　ハンディを背負いながらも楽しい会話を繰り広げるりおなちゃんの姿は、ＹｏｕＴｕｂｅ視聴者同様にイベント参加者にも勇気と感動を与えていた。