元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が２０日、フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」に出演。“トランプ関税”を巡る日米協議に臨んだ赤沢亮正経済産業担当相について言及した。

　番組では、赤沢経済再生相が、サプライズ参戦した米トランプ大統領とホワイトハウスで協議したことについて報じた。

　赤沢氏は会談後、「（自身は）格下も格下なので話をしてくれたことは本当に感謝している」などと語ったが、これに立憲民主党・野田佳彦代表ら野党から「へりくだったことは言わない方がいい」などと批判する声が上がっていた。

　橋下氏は「赤沢さんは“格下発言”をして、“自分はトランプさんよりだいぶ格下だ”というようなことを言って、国会で立憲民主党の野田さんなどが批判をして、“卑屈になるな”みたいなこと言ってましたけど。国会議員の皆さん、民間での営業ってやったことないんでしょうね。営業なんか当たり前じゃないですか」と逆に野党を批判した。

　米政府が公開した、トランプ氏と会談する赤沢氏の写真についても言及。赤沢氏は、トランプ氏のキャンペーンスローガン「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン（ＭＡＧＡ）」が書かれた赤のキャップを被り、両手でサムアップポーズを作って笑顔を見せていた。

　この姿についても橋下氏は「トップと会うときに、このぐらいの愛嬌（あいきょう）をやって、間合いを詰めていくなんてのは民間なら当たり前。そういう民間の経験のない国会議員が赤沢さんの発言を批判しているんだと思いますね」と指摘した。

　写真に、赤沢氏がプレゼントした大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクの貯金箱が写り込んでいることを、梅津弥英子アナウンサーが触れると、橋下氏は「ミャクミャクを持っていってくれたってことで赤沢さん立派だなと僕は思ってますけども（笑）よく選んでくれたな。万博の会場内限定商品です」と話してスタジオの笑いを誘っていた。