礼真琴「最後の日まで」駆け抜ける 次期トップ暁千星と息ピッタリ 宝塚星組トップスター退団公演初日
宝塚歌劇団星組トップスター・礼真琴の退団公演となる『阿修羅城の瞳/エスペラント!』が19日、本拠地の宝塚大劇場で初日を迎えた。
かつて「鬼殺し」と呼ばれた腕利き・病葉出門(わくらばいずも)を演じた礼は、人間味あふれる芝居で実力を余すことなく発揮。戦闘シーンでは華麗な剣術を披露し、コミカルな場面では表情豊かに観客を魅了した。ショーでも情熱的な歌と華麗なダンスで、最後までスポットライトを浴び続けた。またヒロインを演じた次期トップ暁千星との息もピッタリで、複雑な縁で結ばれた恋物語を見事に描ききった。
終演後「ここから皆さまとともにこの二作品を深め、愛していただけるよう、星組一同、心を込めて務めて参りたいと思います」と気を引き締めた礼。そして「最後の日まで心を込めてお客さまとともに駆け抜けて参りたいと思いますので、千秋楽までどうぞよろしくお願い申し上げます」とあいさつすると、客席から温かい拍手を浴びた。
大劇場での公演は6月1日まで。東京宝塚劇場は6月28日~8月10日。
