電波少年の土屋敏男氏、猿岩石飛行機問題を振りかえる ヒッチハイクゴール後に「記事が出た」

 元日本テレビプロデューサーで、T部長として知られる土屋敏男氏が18日、TOKYO MX「堀潤激論サミット」で、自身が手がけた伝説的番組「進め!電波少年」での“猿岩石飛行機事件”について振りかえった。

 この日は、日本テレビ系「月曜から夜ふかし」での中国人女性の発言のねつ造問題を議論。ねつ造したフリーディレクターは「面白いものを作りたかった」と話していることに、土屋氏は「面白いものを作りたかったというのは尊い」とコメント。土屋氏が手がけた「電波少年」はノーチェックだったといい「今どき珍しい、見どころのあるやつだというのはあるけど、それはバレるよと」「バレる嘘はつくなよ」と、忠告した。

 そこで思い出されるのが、猿岩石のヒッチハイク。土屋氏は「ゴールして2カ月後ぐらいに、一般紙に『猿岩石飛行機に乗ってた』って記事が出た」と振り返った。ヒッチハイクという根底が崩れるものだったが「オンエアもう一回見ると、タイとミャンマーが問題。『そして彼らはミャンマーに向かった』で後ろ姿が映って、次の回は彼らがヤンゴンにいるところ。飛行機に乗ったことは言ってないし、乗らなかったとも言ってない」「向かった、います。最初から計算」と当時のオンエア映像を説明した。

 だがこれを受け、調査委員会が結成。猿岩石が堂々とタイの空港から飛行機に乗って、ミャンマーへいくところがテープに残っており「克明に映され、機内食おかわりしているのが出ている」。そして土屋氏はインタビューを受けることになり「あなたが指示したんですか?はい、私ですって声変えて。でもだんだん声が普通に戻っていくから、ヘリウム吸ってまた高い声で」と、インタビューさえもバラエティとしてとらえ、対応していたようだ。

 これに堀氏は「きちんとした戦略があるから、バラエティ、文化として成り立つと思うが、それが無戦略の中で、誰かを傷つけて終われば稚拙」と、今回の「夜ふかし」については、中国の文化を傷つけていることから「稚拙」だったのでは、と話していた。

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