広末涼子 早朝釈放 病院直行か 事務所「医師の指導の下、慎重に治療と健康回復に努める」車内では笑みも

 広末涼子
 
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 交通事故後に搬送された静岡県島田市の病院で看護師に暴行し軽傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕された女優・広末涼子(44)が16日、処分保留で釈放された。午前6時20分ごろ、留置先の浜松西署を出た広末は報道陣に向け一礼。迎えの車に乗り込み、同署を後にした。被害者とは示談が成立。所属事務所はコメントを発表。今後は「医療機関で診断を受けた上で、医師の指導の下、慎重に治療と健康回復に努める」とした。

 衝撃の逮捕から8日。動向が注目されていた広末が午前6時20分頃、浜松西署の玄関前に姿を見せた。午前6時前に釈放が決定。全身黒ずくめの服装で、神妙な表情のまま報道陣に向け一礼。その後、迎えの車の後部座席に乗り込み同署を後にした。車内では笑顔も見せた。

 捜査関係者によると、広末と被害者の看護師側との間で16日までに示談が成立したという。今後は任意で捜査を続ける。

 広末は7日午後、静岡県内の新東名高速道路のトンネル内で、運転する車両が大型トレーラーに追突。その後、搬送先の病院で看護師に軽傷を負わせ、8日未明に逮捕された。事故前には奈良県内で映画撮影に臨んでいたといい、関係者によると現場で監督と衝突し、口論に発展。撮影は中断し、帰京する最中の事故だったという。

 釈放に際し、広末の個人事務所は公式サイトでコメントを発表。「勾留が解除されましたことをご報告申し上げます」とし「被害者に心より深くおわびする。関係者に負担をかけたことを真摯(しんし)に受け止め、誠実に責任を果たしていく」と謝罪した。

 捜査の過程では薬物検査も受けた。このことについて「広末涼子は検査に協力し、正式な鑑定で違法薬物は一切検出されていない。家宅捜索でも薬物が押収された事実はなく、本人は過去を含め薬物に一切関与していない」と断言した。

 一方、事故後の現場や搬送先の病院内、さらには取り調べの最中には取り乱す一幕もあったとされていた。同事務所は「精神的に不安定な状態がみられた」とし「医療機関で診断を受けた上で、医師の指導の下、慎重に治療と健康回復に努める」と治療の方向性を強調。釈放後は自宅に直行せず、そのまま病院に向かったとみられ、今後については「本人の体調と状況を見極めながら、慎重に対応を進めてまいります」とした。

 釈放はされたものの、逮捕は撮影での現場トラブル後の事故がきっかけで、復帰への道は容易ではない。同事務所は「出演を予定していた仕事の一部が中止・延期を余儀なくされたことにつきまして、関係する皆さまには多大なるご迷惑とご負担をおかけしましたことを、深くおわび申し上げます」と謝罪を重ねた。

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