片岡愛之助 関西復帰舞台へ決意語る 妻・藤原紀香とは万博デート計画 「行きたいねって」
歌舞伎俳優の片岡愛之助が14日、大阪市内で5月11日初日の「大阪・関西万博開催記念 薫風歌舞伎特別公演」(25日まで、大阪松竹座)の取材会に出席した。
公演第3部の「鯉つかみ」で十一役早替り宙乗りと本水での立ち回りを務める愛之助。「舞台に大きな水槽を作って、鯉と格闘いたしますので、、前の列の方は結構水がかかると思います。いわばUSJですね」と、笑顔を見せた。
昨年11月、京都・南座での稽古中に舞台装置と接触し、上顎と鼻骨を骨折。3月に復帰してから初の関西での舞台。早替わりなどで舞台裏は慌ただしいこともあり「(患部に)ものの弾みでひじとかが当たったらバキッといってしまう。自分が細心の注意を払っても、早替わりでバタバタしている中なので、ちょっっと危ないよねということなんですが」と語った。それでも「自分の体を信じて、みんなを信じてやるしかない。(舞台に)出たいのでね」と決意を語った。
前日13日には大阪・関西万博が開幕。公演直前の5月10日には同所で行われる「上方伝統芸能公演~能楽・人形浄瑠璃・歌舞伎~」で中村鴈治郎、市川中車とともに舞を披露する。
妻で女優の藤原紀香は万博パビリオンの日本政府館名誉館長を務めており、夫婦で世界的イベントに関われることに「こんなにありがたいことはないよね、と話しています」と感謝。会場へは仕事で訪れたことがあるというが「仕事でなくプライべートでも2人で行きたいねって話してます。ちょっと落ち着いたら、お仕事がいろいろ終わったら一緒に行こうかな」と、夫婦水入らずでの万博デートを思い浮かべた。
