元内閣参与で京都大学大学院教授の藤井聡氏が１２日、ＡＢＣテレビ「教えて！ＮＥＷＳライブ正義のミカタ」に出演し、米政権の関税措置を巡り石破茂首相が対米協議担当として赤沢亮正経済再生担当相を指名したことに言及した。

　番組では、トランプ大統領の関税政策について話し合った。藤井氏は「赤沢さんはどういう方かというと、鳥取県の選挙区があって石破さんと赤沢さんなんです。衆議院は。ずっと石破さんをサポートしてきた方で。いま、石破さんは官邸の中でも信用できるのは赤沢さんだけだと言われている。古くからの友達なんです。適任かどうかじゃないんです」と石破氏が重要な交渉役として赤沢氏を指名した理由を分析した。

　政治ジャーナリストで元日本テレビ解説委員の青山和弘氏は「石破さんが国難と言っているなかで、担当をだれにするかは最も大事な人事だった」「赤沢さんはこれまで経済交渉とか経験したことはない」とし、茂木敏充元外相、林芳正官房長官ら適任と思える人物の名を挙げた。赤沢氏は１７日にもベセント財務長官との交渉に臨む。