プロ野球ＯＢの下柳剛氏、片岡篤史氏らが９日放送のＡＢＣテレビ「これ余談なんですけど…」に出演した。

　昨年１２月に出演した阪神ＯＢの鳥谷敬氏、関本賢太郎氏が、２００７年に下柳投手が主に遊撃・田中秀太選手の失策や併殺崩れなどに怒り、グローブをグラウンドに叩きつけた事件について語りまくっていた。今回下柳氏は「リベンジに来ました」と笑わせるも、総じて反論はしなかった。

　一方で下柳氏が「グローブ叩きつけばっかりを言われますけど、日ハム時代にもっと激しいのを、グローブ投げてまして」と告白すると、当時も同僚だった片岡氏もうなずいた。

　「地面どころかベンチに投げたんです」。誰に怒ったのかと聞かれると、下柳氏は当時、左ひじの調子が悪く、リリーフ登板した際に左打者に打たれ、次が右打者だったので交代と思ったが「右の若い投手がひじ痛いと言ってて、交代なしで俺投げさせられて」と説明。怒りがこみあげて「若い子やったら大事にしとんかぁゴラァ！」と、グローブをベンチ方向になげつけたところ、「当時の髪型をすごい気にする田中幸雄さんの帽子にバァーンと当たって」と衝撃展開となったことを明かした。

　かまいたちが爆笑する中、下柳氏は「帽子がパーンって飛んでいって」と振り返ると、片岡氏が「田中幸雄さんという方は、本当に怒ったのを見たことがないんです。いつも優しい方で人望あるんですけど、その時初めて『シモォォォー！』って怒りました」と笑わせた。