【フジ】反町理キャスターのセク・パワハラを幹部隠蔽→被害女性らに圧力、口外するな 政治部長→取締役に出世 岩田明子氏、疑惑報道が「誤報と思ってたら」
3日のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」では、中居正広氏と女性のトラブルに端を発したフジテレビの問題で、第三者委員会の調査報告書が公表された件を取り上げた。
報告書では、フジの元取締役で報道番組「プライムニュース」のキャスター反町理氏が、女性社員2人を食事に誘ったり、それを断ったところ不当な叱責をしたりするなどした行為がセクハラとパワハラに当たると認定。フジは反町の番組出演を見合わせている。
番組では、このハラスメント事案は2006~2007年頃に発生したが、口頭注意を受けた反町氏は政治部長や報道局解説委員長に昇進したと伝えた。
2018年に週刊誌報道されたが、報告書では当時幹部らが被害女性らに圧力をかけて口外しないように求めるなどし、対外的に被害を否定する声明を発表したとして「ハラスメント行為自体を隠蔽することで解決を図ろうとする組織的体質の表れ」としている。反町氏はその後も、報道番組のキャスター、執行役員、取締役に昇進していた。
番組に出演し、反町氏と共演経験がある元NHK記者の岩田明子氏は、反町氏のキャスターとしての実力は凄いとする一方で、「週刊誌に報じられた時に、報道があったからには何らかの処分だったり、やり方の変化だったり、何らかのリアクションがあるのかなと思っていたら、あまりそれも見られず、通常通りに事が進んでいたのが、不思議に思った」と振り返った。
「誤報だったのかなと思ったのですが、いま報告書を見ると、昇進を続けて、キャスターを続けていたというのは、それだけ長い間、被害者は声をあげることができない企業風土だったんだなってことをひしひしと痛感しましたね」と語った。
