フジテレビ入社式 新入社員３５人に清水社長が激励と改革再生への思い 報道受けての辞退者はゼロ
フジテレビは１日、東京・台場の同局で入社式を行い、新人アナウンサー４人（男性１人、女性３人）を含む３５人が入社した。関係者によると、一連の報道を受けて入社を辞退した人はいないという。同局を巡る一連の報道に不安を抱えながら入社を決意した新入社員に向け、清水賢治社長が激励の言葉と同局の改革再生への思いを語った。
清水社長は１５分強に及ぶあいさつの中で「本日はおめでとうございます」と新入社員へ言葉を送り、３１日の第三者委員会の調査報告書を受けて、再生・改革プロジェクトが作った改善策をいくつか発表。「誤りを起こしたとき、組織というものはこの誤りに誠実に向き合う勇気が必要です。その誤りの情報を共有して正すことが最も重要なことだと思っています」と語り、「皆さんとともに前を向いて一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」と締めた。
逆風が吹く状況の中で入社を決めた新入社員を歓迎すべく、先輩社員が書いた桜の花びらのメッセージカード約５００枚を掲出。メッセージカードには、入社の祝福する言葉と今後の会社作りへの思いが書かれていたという。
