【フジ】報道番組現役キャスターが出演急きょ取りやめ ハラ行為報告され「状況鑑み」女性社員を食事に誘い断ると不当叱責
1月に引退した元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する問題で、フジテレビと親会社は31日、第三者委員会の調査報告書を公表した。
報告書では、BSフジ「プライムニュース」(月~金、午後8・00)にキャスターとして現在も出演している反町理報道局解説委員が、報道局の後輩女性社員2人に対して行った行為についても指摘された。反町氏は27日に取締役を退任している。
報告書では、反町氏が2006年頃に、女性社員を食事に誘い、何度か1対1で食事に行ったばかりか、休日にはドライブにも誘われ、映画やバーにも付き合わされ、1日拘束されたという。誘いを断るようになると、業務上必要となるメモを共有せず、不当に叱責するなどしたという。
これに対して、「対応が不適切であり、その後、反町氏がキャスターとして番組に出演し続け、昇進を続けることにより、セクハラやパワハラを社に相談しても、無駄と思わせる結果となっているなど、問題視する意見が寄せられた」とした。
反町氏は午後8時から生放送されたこの日の放送を欠席した。長野美郷キャスターが、報告書が反町氏の問題にも言及していることを伝えた上で、「状況を鑑みて出演を見合わせたい」という反町氏のコメントを紹介した。