純烈卒業の岩永洋昭【独占手記】「正直寂しいけど、それ以上にワクワク」いざ世界へ!

 31日にムード歌謡グループ・純烈を卒業する岩永洋昭(45)が、デイリースポーツに独占手記を寄せた。2023年1月1日に加入してから2年3カ月。紅白歌手となったグループに途中加入し、洗礼を浴び続けた新メンバーが、激動の日々を回想した。目指すは、世界基準の俳優。なんでもありの純烈魂を胸に、新章へと突入する。

  ◇  ◇

 徐々に「そろそろかぁ」と感じる日々でした。最後は泣かないように頑張りますけど…家族も来ますし、会場が大分の別府で故郷の長崎からもたくさん。さすがに泣いちゃうと思います(笑)

 純烈の忙しさは、覚悟していましたが想像以上でした。いま、一人娘が8歳。加入した時はまだ保育園で、卒園式、小学校の入学式、運動会、授業参観…一切出られず、でも仕方ないと腹をくくりながらやっていたんですけど、ふと「この時間って二度と戻ってこないな」と考えました。

 お菓子を買うだけで喜んでくれて、一緒にお風呂に入りたいと言ってくれる時間はあと何年残っているんだろう。岩永家は全員短命で、自分も学生の時から「いつ死ぬかわからない」と思うことがすごく多く、今回の決断に至りました。

 純烈に入ってからはもう怒濤(どとう)。リーダーには「純烈を踏み台にしろ」と言われていましたが、踏み台にした感覚はないです。ただただ自分にないものをいっぱいもらった時間でした。

 在籍2年3カ月でみんなに早いと言われるんですけど、俳優として純烈の岩永洋昭役をやったと考えるとだいぶ長い。大河ドラマやライダーでも1年。足かけ2年半って役はないじゃないですか?不測の事態さえ笑いにするのが純烈。考え方も視点も見る景色すらも変わった実感があります。

 1番の思い出はやっぱり最初の紅白ですね。遊園地に行った子供みたいに、その1年間の中で1番緊張しなかったかもしれないです。それまでに何百ステージもやっていたので、それに比べれば全然でした。初めてメンバーと踊ったのが「徹子の部屋」の収録ですよ?(笑)。純烈、とんでもねぇなと思いましたね。洗礼だらけでした。

 卒業後の抱負として「いざ、世界へ」と書きました。ハリウッドに行かずとも作品が世界配信される時代。昔、目黒のイングリッシュパブで7、8年間、バーテンダーをやっていたので、その時は英語も結構いけたんですよ。妻の妹がテキサスに住んでいるので、娘を連れて、何カ月か留学するのもいいんじゃないかと本気で考えています。

 純烈を一言で言うと「実家」に近い感じ。戻ってきていいって言われてないですけど(苦笑)。ファンとの近さも含め、仮にまた戻ってきても温かく迎えてくれる気がする場所です。「またどこかで会いたい」と言っていただくことも多く、ファンクラブを作ろうと思っています。ギターの弾き語りを練習中です。

 まずはTBS系「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦2025春」(5月2日放送)が控えています。トレーニングは、いつも通り懸垂、腕立て、腹筋100回ずつと坂道ダッシュ。もう45歳なので炎症剤を塗りながら、自分との戦いでもあります。インパクトを残したいですね。

 純烈を離れるのは正直寂しいですけど、それ以上にワクワクしています。時間をフル活用して、全部を表現者としての蓄えにしていきたい気持ちが強いです。それではみなさん、テイクケア!

 ◆岩永洋昭(いわなが・ひろあき)1979年11月23日生まれ。長崎県波佐見町出身。大学在学中に福岡でモデルとしてデビューし、2002年に上京。10年の「仮面ライダーオーズ/OOO」で仮面ライダーバースを演じる。声優としてアニメ「ベルセルク」に主演。22年9月に純烈の新メンバーとなることが明かされ、23年に加入した。24年6月30日に25年3月いっぱいでの卒業を発表。主に自宅や公園でトレーニングし、腹筋バキバキの肉体美を誇る。

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