奈緒 戦後に米国へ嫁いだ日本人女性描く主演舞台に意欲「同世代にも、若い世代にも伝えていけるよう」
女優の奈緒（３０）が２３日、都内でドキュメンタリー映画「Ｗａｒ Ｂｒｉｄｅ ９１歳の戦争花嫁」の舞台あいさつに登場した。
本作は１９５１年、２０歳の時に米軍の兵士と結婚して海を渡った桂子・ハーンさんの半生を、同氏のおいである川嶋龍太郎監督が映画化。「戦後８０年特別企画」として２０２３年以来の特別再上映となった。８月には本作を原案にした舞台が奈緒主演で上演される。
奈緒は１月に米国で桂子さんと面会し、夫フランクさんの墓前にもともに赴いた。「桂子さんはお花が大好き。私はそれで今日は、花柄の衣装を選んだんです」としみじみ。そして「きっと当時は好きな花も１本を選ぶこともできなかった時代。今、私は家に帰ると好きなお花が好きな花瓶に生けてある。そういう時代になぜ生きられているのか。同世代のみんなにも、希望ある若い世代にも伝えていけるよう舞台で頑張っていきたい」と意気込んでいた。
