元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が１６日、ＴＢＳ「サンデー・ジャポン」に出演。石破茂首相が自民党の新人衆院議員に１人あたり１０万円相当の商品券を配った問題で、追及を受けた。

　杉村は２００５年、衆院議員に小泉旋風に乗って初当選した“小泉チルドレン”の１人。自民党議員として１期務めた。

　爆笑問題・田中から商品券をもらったことがあるか聞かれた杉村は「すっげぇヤバい空気だな…」と凍りかけた表情を見せ、スタジオは爆笑。「あのー……、ただね、僕がお仕えした総理大臣って、小泉総理、安倍総理、福田総理、麻生総理…」と珍しく歯切れ悪く返しながら、「小泉総理、安倍総理の時も公邸で新人議員集めて食事会開いていただいたんですけど、その時はカレーとハヤシライスだった。その時は一切お土産なかったです。僕ら（新人議員）８３人いたんですよ、今回１５人でしょ？だから…」とモゴモゴし、再び笑いが起こった。

　続けて「先輩議員から、後輩議員に“全く”政治的活動関係なく、食事会誘われて…、覚えてるのは、僕、靴券もらったことあります、５万円ぐらい」と告白。「議員になったんだから、靴ぐらいいのがあった方がいい。外交とかあるし」と靴の商品券をもらったことを打ち明けた。遠回しな表現に、すぐに田中から「じゃ、商品券、もらったことあるのね？」と確認され、「そうそうそうそう…」と認め、再び爆笑。杉村は「これはあくまでも、政治活動でもないし！有権者でもないから！！」と大きな声で訴え、自らも笑い。

　「公選法、政治資金規制法でもない！単なる贈答だから。僕もそういう点で言うと、石破さんと同じ考えで、これは違法性はない！」と訴えを続けた上で、「道義的に…しかも今の時代は…って言われると、返す言葉もない」と尻すぼみになっていた。