水上恒司 映画単独初主演に意欲 役どころを野球に例え「受けて受けて反応していくキャッチャーのような」ヒロインは山下美月
俳優の水上恒司(25)が、映画「火喰鳥を、喰う」(10月3日公開)で映画単独初主演を果たすことが4日、分かった。第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞の原浩氏による同名小説が原作で、先の読めないミステリーホラー。元乃木坂46で女優の山下美月(25)がヒロインを演じ、本木克英監督がメガホンをとる。
物語は、水上演じる久喜雄司の元にかつて戦死したはずの祖父の兄・貞市が書いたという謎の日記が届く所から始まる。生への執着が記された日記を読んだ日を境に、雄司と山下演じる妻の夕里子の周囲に不可解な出来事が頻発。存在しないはずの過去が少しずつ現実を侵食していき…というミステリーホラーだ。
水上は2018年のデビュー以来、日本アカデミー賞優秀主演男優賞、エランドール賞新人賞を受賞。役者としての高い才能を評価されており、今後も複数の出演作が待機している。
役どころについて水上は「受けて受けて反応していくという、僕が野球をやっていたときのキャッチャーのような役割を担った役でした」と野球に例えて説明。「目の前に見えないものを雄司に感じさせ、僕の目に見えないけれども雄司が感じてるものを、僕の体に研ぎ澄ましていくように表現をすることが難しかった。それがどのような形になって、皆さんのもとに届くのか楽しみです」とコメントした。
