松坂桃李「まさか」大河3作目で初主演 勝海舟のライバル“悲劇の天才”小栗忠順役 幕末史の裏側描く
NHKは3日、都内で、第66作となる2027年の大河ドラマが俳優・松坂桃李(36)主演の「逆賊の幕臣」となることを発表した。主人公は幕臣・小栗上野介忠順で、幕府を倒した側ではなく、幕臣側から幕末史の裏側を描く。制作統括は勝田夏子氏が務め、脚本は「きのう何食べた?」、「おかえりモネ」の安達奈緒子氏が担当する。大河3作目で初めて主演を務める松坂は大役を担う心境を明かし、来夏のクランクインに向けやる気をみなぎらせた。
松坂は「大変緊張しております」と背筋を伸ばした。14年の「軍師官兵衛」、19年の「いだてん~東京オリムピック噺~」に続いて3作目となる大河で主役を射止め、「まさか大河の主演をやらせていただく日が来るなんて、みじんも思っておりませんで、このお話をいただいて本当にビックリしました」と述べた。
「逆賊の幕臣」は勝海舟のライバルと言われた小栗忠順が主人公。日本初の遣米使節として新時代の文明を体感し、勘定奉行、軍艦奉行などを歴任。横須賀製鉄所建設、関税率改定交渉などの任にあたり新しい国の形をデザインした幕府きっての開明派だ。
戊辰戦争では榎本武揚、大鳥圭介らとともに徹底抗戦を主張し、新政府に捕縛、処刑された悲劇の天才。制作統括の勝田氏は、松坂の起用理由について「人柄と作品を深く理解し、的確に捉えられる」と説明した。
松坂はチーフマネジャーから主演決定の一報を聞き、その際に「実は私の夢だったんです。マネジャー人生で自分が担当している人がいつか大河主演をやる。それがかなったら引退してもいいと思っていた」と言われたという。14年間苦楽をともにしてきたマネジャーの思いも背負い、感謝の気持ちで大河に挑む。
小栗という人物については全く知らなかったというが、「聞けば聞くほど魅力的で、早く演じてみたい」と役者としてかき立てられている様子。来夏に控えるクランクインまでに「徹底的に調べて現場に入りたい」と気合十分で「この仕事を始めて16年で短いけど、後輩・同期からの刺激、先輩からもらった教えや言葉、経験知識の全ての引き出しを開けて、この作品に注ぎ込んで、30代最後の作品にしようと思っています」と誓った。
