日本テレビ「さよなら帝国劇場　最後の１日　ＴＨＥ　ミュージカルデイ」が２８日、生放送され、娘のようにいつくしんだ神田沙也加さんの思い出を語り、大地真央が涙した。

　建て替えのため、この日でいったん幕を閉じる帝国劇場。「帝劇のレジェンド」と紹介され、２０１８年に念願の「マイ・フェア・レディ」イライザ役に抜擢された神田さんの歌い踊る映像が流れた。

　大地に憧れ、「ママ」と呼んで慕っていた神田さん。ありし日の二人のインタビュー映像では「さやが本当に成長してくれたのが嬉しくて」と目を細める大地の姿が。ＶＴＲを見た大地は、上を見上げて涙をこらえるようにしていたが、「真央さんにとって沙也加さんはどんな存在…？」と質問されると、「そうですね…ほんとに地方公演先まで、一人で、キャリー（バッグ）引いて見に来て…本当にもう…」と思い出を口にすると、涙で声を詰まらせた。

　帝国劇場のロビーでの生放送で、大地は目を真っ赤にしながらも涙をこらえ、「ちょうどね、あの踊り場の所で、写真を撮ったんです。彼女が千秋楽を見に来て、ママ、待ってて、衣装で行くから、って。撮って撮って、って。さっきの写真見て、まるであそこだったので、ちょっと胸が…」と語った。

　神田さんは２０２１年１２月、３５歳の若さで亡くなった。